内容説明
共産同(ブント)の闘志であり『経済セミナー』編集長であった森田実。師と仰ぐ西部邁の晩年まで伴走した『表現者クライテリオン』編集長・藤井聡。二人が語る西部邁の佇まい。思想家「西部邁」誕生秘話!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
21
西部ゼミナールはよく見て楽しむというより、数少ない気持ちが落ち着くメディアで見ていた。表現者も何冊か家に置いている。が、2017年以降は、どうも宗教めいてきたので、もちろん宗教性は大事だがあまり見なくなった。宗教、社会、伝統、経済、どの部分にも不可分なところがあり、そこを追求してた西部氏は戦後稀な存在だったと思う。学生時代に西部氏に触れなければ、単なるニヒリズムに自分は陥っていた。2025/01/10
belalugosi6997
10
ラジオで著者が砂川事件のことを語り、声を詰まらせ泣いてしまったことで興味を持ったのが始まりである。少しでも西部邁を、森田実を知っているのなら是非お勧めできる逸品。何せ「大天才と大英雄」の物語、損はさせない。更に時代は学生運動真っ只中、本来なら実刑を喰らってもおかしくない罪状なのに執行猶予付き、大人達は次世代に未来を託す、大岡裁きの真髄を見た。今では当たり前だが、当時はあり得ない、「経済思想」を提唱する。あの宇沢教授をも改宗させる人誑し。最後の「西部ゼミナール」での対談は惚れました!ベスト著書2024/04/29
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