内容説明
ACTの基礎理論としてのRFTを分かりやすく解説する!!本書は、関係フレーム理論の概略と臨床適用のポイント、前提となる機能的文脈主義やオペラント学習の理論、スキナーによる言語行動やルール支配行動について分かりやすく解説する。
目次
第1部 関係フレーム理論の背景(徹底的行動主義と基本的な行動分析の諸原理;「考える」と人間の言語;「考える」ということ持っている力は、臨床に関連した問題なのか)
第2部 関係学習(派生的関係反応:人間の言語の基本要素;アナロジー、メタファー、そして自己の体験;関係フレームづけとルール支配行動;人間の言語が持つダークサイド)
第3部 臨床上の意味(学習理論と心理療法;臨床行動分析の実践にあたっての全般的な指針;結果に注目しながら文脈を変える;先行事象に注目しながら文脈を変える)
著者等紹介
トールネケ,ニコラス[トールネケ,ニコラス] [T¨orneke,Niklas]
精神科医、認定心理療法家。スウェーデンのカルマー(スウェーデン南西にある都市)で個人開業をしている
山本淳一[ヤマモトジュンイチ]
臨床心理士。臨床発達心理士。1980年、慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学大学院博士課程心理学専攻を修了後、明星大学人文学部、筑波大学心身障害学系助教授を経て、2001年より慶應義塾大学文学部教授。専門は、臨床発達心理学、応用行動分析学。カリフォルニア大学サンディエゴ校客員教授(2007~2008年)
武藤崇[ムトウタカシ]
臨床心理士。1992年、筑波大学第二学群人間学類卒業。1998年に筑波大学大学院心身障害学研究科修了(博士(心身障害学);筑波大学)。筑波大学心身障害学系技官・助手(1998~2001年)、立命館大学文学部助教授・准教授(2001~2010年)を経て、2010年より同志社大学心理学部教授。ACBS(The Association for Contextual Behavioral Science)の日本支部である「ACT Japan」の代表(2010年~現在)
熊野宏昭[クマノヒロアキ]
医師・臨床心理士。1985年、東京大学医学部卒業。東京大学心療内科医員、東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野助手、東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学(東京大学心療内科)助教授・准教授などを経て、2009年から、早稲田大学人間科学学術院教授。心身症、摂食障害、パニック障害などを対象に、薬物療法や面接治療に加え、認知行動療法、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)、マインドフルネスなどの行動医学的技法を積極的に用いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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