感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hourglass
3
当事者の知人に教えてもらい購入。 専門書、解説書ではあるが、治療者向けではなくむしろ当事者向けなので、分かりやすく、読みやすい。 またいくつか挙げられている臨床事例も、意図的に外国ではなく日本のものが取り上げられており、文化的な違和感を感じずに、解離性障害への理解を進めることができたと思う。 家族に薦めることもでき、自分にとっては本当にありがたい一冊であった。2016/04/25
りお@積読本増加中
2
事例が好きな私は良かったと思う。ただあまり知られてない上に治療法が確立されていないため、治すとしても数十年かかると思う。 私はこの病気で、その上軽症だとつくづく思う。解離なんてほとんどないのだから。離人症が厄介なのだけれど、私は。 早く研究が進んで薬なりだして欲しい。薬に頼るのは決して良いことではないけれど。 終わりに、これもまた難病の一種かなと思うな。治る見込みが全然立ってないし。2015/12/23
mitan
2
初めて読んだ「解離性障害」について書かれた本であったが、臨床例が出ていたり、専門用語の解説もあり、わかりやすい上入りとして読む内容としても濃く、満足出来た良本であった。また自分も解離性障害であることに気付けた本だった。習得したい内容が盛り沢山なので、また読み直してみようと思う。2010/11/09
ひろか
1
頻繁に出会う疾患ではないためか、研究会の中で取り上げられた事例から解離について検討するという手法をとっている。「わかりやすい」を売りにするなら、もっとシンプル(短く)でもよいような気がした。2013/06/09
ぴぴぴこ
1
うーん・・・・。他の方も述べているがただ延々と「事例」→「考察」の繰り返し。しかも肝心の事例も何度も重複するものだったり、内容が薄いものだったりして、そもそも事例提示形式で文を進める必要があったのかさえ疑問に思えてくる。内容も同じようなことの繰り返しなので確かに解離性障害が「どんなものか」はなんとなくわかるのだけど、深いところは(少なくとも自分には)何一つ得られなかったので残念。2012/04/25