出版社内容情報
伊藤仁斎(1627年から1705年)儒学者。
京都・堀川に生まれ、若くして朱子学に傾倒するもやがてそのあり方に疑問を抱く。朱子学による解釈を排して孔子や孟子のテクストに直接向き合う古義学という方法を確立、その学塾古義堂は多数の門人を集めた。本書は京都を中心とした文化人や公家衆との交流、さらには同時代の東アジアの思想空間の中で仁斎を位置づけ、その思想を立体的に浮かび上がらせていく。
内容説明
「仁」の本質は日常の中にあり。古義学の尽きせぬアクチュアリティ。
目次
序章 血縁と地縁の記憶
第1章 儒学への目覚め
第2章 彷徨する仁斎
第3章 安寧から苦難の日々へ
第4章 古義学の確立
第5章 仁の実践
終章 伊藤仁斎の誕生
著者等紹介
澤井啓一[サワイケイイチ]
1950年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学文学部助手、恵泉女学園大学教授などを経て、恵泉女学園大学名誉教授。専攻は、近世東アジア思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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