出版社内容情報
『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている.そしてその味わいは簡潔で的確だ.一見無造作に書かれているが,いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る.時の流れに耐えて連綿と読みつがれてきたこのような書物こそ,本当の古典というのであろう.懇切丁寧な注釈を新たに加え,読みやすいテキストとした.
内容説明
『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてきたこのような書物こそ、本当の古典というのであろう。懇切丁寧な注釈を新たに加え、読みやすいテキストとした。
目次
つれづれなるままに
いでや、この世に生れては
いにしへのひじりの御代の
万にいみじくとも
後の世の事、心に忘れず
不幸に憂に沈める人の
わが身のやんごとなからんにも
あだし野の露消ゆる時なく
世の人の心惑はす事
女は、髪のめでたからんこそ〔ほか〕
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