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内容説明
米国原潜が日本の水産高校実習船に衝突し、9名が亡くなるという衝撃の事故から、はや7年。生き残った生徒は、生還したことを喜ぶどころか、悔い、深い苦しみに襲われ続けた―。生徒たちは、どんな心の傷を負い、どのように回復したのか。事故発生からケアの終結までを、生還生徒の回復を中心に援助者の視点から描写する。
目次
第1部(悪夢のはじまり;生還生徒の苦悩;一体、生徒に何があったのか;地域の苦闘;ハワイにおける遺族ケア;保健所活動の展開;補償交渉と元艦長の謝罪;何が生徒の回復をもたらしたのか)
第2部(海の男たちの苦悩;危機介入としての入院治療;トラウマからの回復と成長―生徒の言葉から)
資料 宇和島中央保健所(当時)の関わりの経緯
著者等紹介
前田正治[マエダマサハル]
久留米大学医学部精神神経科学教室・准教授。1960年、福岡県生まれ。1984年、久留米大学医学部卒業、同年、久留米大学医学部精神神経科入局。2007年より現職。専門分野は社会精神医学
加藤寛[カトウヒロシ]
兵庫県こころのケアセンター・副センター長・診療所長。1958年、宮崎県生まれ。1984年、神戸大学医学部卒業。医学博士。都立墨東病院などを経て、1995年から阪神・淡路大震災の被災者支援機関「こころのケアセンター」に所属。2004年よりトラウマに関する専門機関「兵庫県こころのケアセンター」にて現職。専門文野は精神医学、災害心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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