出版社内容情報
精神分析や心理療法のテーマである意識や情動、夢といった主観的な心の状態を、脳科学の側面から解き明かす。精神分析と脳科学をつなぐ可能性を示した画期的書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hideki
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すごいで本だと思います。どんな学派であっても、心理臨床を行っていると、なぜこんなことが起こるのかという疑問を常に突きつけられている感じがすると思います。この本は、そうした疑問への基礎を私に与えてくれます。私は精神分析ではなくゲシュタルト療法を学ぶ者ですが、この世界に入って、初めて、心理の土台を感じることのできた本に出会うことができ、今は、自分なりの理解を深めるために、PowerPointで整理してみたり、Wordで自分なりのまとめを作ったりしています。誰か一緒に学んでくれる人がいると良いのですが・・。2017/06/27
へのへのもへじ
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精神分析の非科学性に辟易としていたが。「神経-精神分析学」を志向する著者の真摯な姿勢に感動。フロイトの神経科学的継承を大いに期待したい!2011/01/23