内容説明
この本は、精神分裂病をもつ本人と家族の方々のために書かれたものです。さまざまな患者さんが現れて、本音の話をします。家族がありのままの気持ちを訴えます。医者は返事の難しい、しかし、大事な質問に一生懸命答えます。そのありさまが、実例を言葉通りに載せながら、いきいきと書き綴られています。
目次
第1章 分裂病について
第2章 治療とは
第3章 家族の関わり方について
第4章 家族のつどい
第5章 地域での生活(回復者クラブ)
補章 精神医療の歴史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shimanism
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家族、身内が精神を病んだら生活もそれまでのようにはいかないでしょう。家族にできることは病気を理解し、どういった薬が必要で、どういった行動をしてしまうか。何が必要なのかを理解しないといけない。そのためにはまず知識を持った専門の方に相談するというのも当然ですが、まず家族が本人から目をそらさず現実を見て、家族が変わらないといけない、家族が本人を突き放してはいけない。家族の協力あってはじめてこれからのことが考えれるようになるんだ、あたりまえのことですがいまさらにして認識しました。2010/03/19
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