内容説明
人はなぜ“旅する”のか?旅と旅行はどう違うか?『ギルガメッシュ叙事詩』から『千と千尋の神隠し』まで古今東西の旅をとりあげ、対談、エッセイ、ブックガイドの3つのスタイルを用いて「旅すること」と「生きること」を結びあわせる。
目次
1 “旅する”を語る(巡礼の旅、自立の旅―ポイント積み上げ型からの脱出;旅する芸人、もてなす社会―日常と非日常のあいだ;旅を記す―歩き、味わい、書く)
2 “旅する”を考える(芸術学・表象文化論から―はじまりとしての「旅の現象学」;哲学から―旅と旅行は何が違うか?;教育学から―旅するスタイルの変遷と自己;宗教学から―古代の伝承から旅を考える;歴史学から―旅する天皇;文学から―日本古典文学の中の旅)
3 “旅する”を学ぶためのブックガイド(“旅する”歴史と方法を学ぶ;“旅する”ことばを学ぶ;“旅する”生き方を学ぶ;“旅する”信仰を学ぶ;“旅する”思考を学ぶ;“旅する”経験を学ぶ;“旅する”想像力を学ぶ;“旅する”驚きを学ぶ)
著者等紹介
桐生裕子[キリュウユウコ]
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。神戸女学院大学文学部総合文化学科専任講師。専門は西洋史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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