臓器移植の人類学―身体の贈与と情動の経済

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臓器移植の人類学―身体の贈与と情動の経済

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  • サイズ A5判/ページ数 284p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784790716556
  • NDC分類 494.28
  • Cコード C3047

内容説明

新しい技術は生のとらえ方をどう変えたか?無償の臓器提供の背後に見え隠れする苦悩、部品化した身体の行方、脳死論争の現在…。制度と実践を緻密に分析することで、身体への技術的介入の先に現れる、生と死の姿を浮き彫りにし、社会と経済の秩序の再編プロセスを描き出す。

目次

臓器移植の人類学
第1部 臓器移植の経済論(社会政策としての贈与;「愛の経済」と市場経済)
第2部 医療実践と身体の変容(人はいかにして臓器を提供するか;レシピエントの身体における自己と他者;ドナー家族とレシピエントが出会うとき―匿名の贈与とその効果)
第3部 身体と経済の再編(正当性をめぐる政治―脳死論争の現在;グローバリゼーションと医療政策の行方;治療から数の調整へ―身体へのまなざしの変化)
技術とともにある生

著者等紹介

山崎吾郎[ヤマザキゴロウ]
1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学)。日本学術振興会特別研究員を経て、大阪大学未来戦略機構(第一部門)特任助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

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ふむ2017/12/30

☆☆☆☆☆☆☆

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技術や制度と相互作用しながら変容する人格や身体観、そして生死を、フィールドワークを通じて描き出す一冊。センシティブなテーマを価値判断を交えずに記述する手腕は見事だし、思弁的な議論を注に落とすことで一般性と学問性を両立させる構成も上手い。情動が触発するのは語りだけではないはずなので、インタビュー中心である点が少しだけ物足りないようにも思えますが、たいへん参考になりました。2016/08/07

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