内容説明
新自由主義(自由市場資本主義)的社会経済システムの欠陥は、2008年の国際金融危機で明白となった。自由市場資本主義を超えて、世界はどこに向かうのか。ポランニーを継承する比較社会経済分析により明らかにし、将来世界を展望する。
目次
序章 現代世界と比較社会経済分析―本書の課題・方法・構成
第1章 ポランニーと現代比較社会経済分析―社会と経済の分析視点
第2章 戦後先進国資本主義の比較社会経済分析―経済・福祉システムの動態と多様性
第3章 ポスト共産主義の比較社会経済分析―中東欧資本主義化と生活保障システムの変容
第4章 欧州建設の社会経済分析―EU社会政策と東方拡大の関係を中心に
終章 自由市場資本主義の特質と現在の世界―大転換に向けて
著者等紹介
堀林巧[ホリバヤシタクミ]
1951年京都府に生まれる。大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、金沢大学人間社会研究域経済学経営学系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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