内容説明
グローバル化/メディア社会の深まりのなかで、ますます問われるコミュニケーション能力。私たちに「相互理解」は可能なのだろうか?社会の原点にある人と人との関係から説き起こす、斬新なテキスト。
目次
はじめに―コミュニケーション社会学入門
1 自我のコミュニケーション―G.H.ミード
2 意味と解釈をめぐるコミュニケーション―シンボリック相互作用論
3 情報管理のコミュニケーション―ゴフマン
4 了解のコミュニケーション―エスノメソドロジー
5 身体加工のコミュニケーション
6 行為としてのコミュニケーション―言語行為論
7 転移のコミュニケーション―フロイト
8 理性のコミュニケーション―コミュニケーションの社会理論
著者等紹介
伊藤公雄[イトウキミオ]
京都大学大学院文学研究科・文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らむだ
4
コミュニケーション社会学・社会学の初学者や、基本に立ち返りたい方にお勧めの一冊です。 注釈もしっかり振られていて、各章末尾に読書案内として数冊の関連書籍が紹介されているので、この一冊からさらに思索の幅を広げることが出来ます。 ※ジンメル、クーリー、パーソンズ、G・H・ミード、ブルーマー、ゴッフマン、タルド、ガーフィンケル、ヴィトゲンシュタイン、オースティン、フロイト、ハーバーマス。エスノメソドロジー、身体加工、言語ゲーム。2014/06/06
ぽん教授(非実在系)
3
コミュニケーション論の入門というよりは、社会の現象のコミュニケーション的な側面・要素の社会性を見出していく系統のもので、出てくる参考文献もコミュニケーションが主題のものとは言い難いものも多い。そういう意味ではタイトルの「社会学」にかなり力点が置かれている。2019/03/20
coaf
3
社会学のゼミ論のために。入門書は案外面白かったりする。2012/10/08
-
- 和書
- ポーターを読む 日経文庫