出版社内容情報
16世紀アンデス世界を襲った二つの異なる価値観のコンフリクトの渦中に生まれた「混血」女性の生きざまを一次史料から解き明かす
内容説明
16世紀アンデス世界を襲った異なる価値観の激しいコンフリクトの渦中に生まれた「混血」女性の生きざまを、一次史料から解き明かす。
目次
ドーニャ・フランシスカの母方祖先
マンコ二世の反乱諸王の都リマの包囲 先住民女性たちの態度
ピサロ、ドーニャ・イネスと別れ、彼女をスペイン人に嫁がせる
リマの妖術裁判
ドーニャ・イネス・ムニョスと少女時代のドーニャ・フランシスカ
ドーニャ・フランシスカのエンコミエンダ
ドーニャ・フランシスカの最初の遺言書
スペイン渡航
エルナンド・ピサロ
イサベル・メルカード
初婚
子どもたち
再婚
後裔
ドーニャ・フランシスカとガルシラソ・デ・ラ・ベガの幼年時代
同時代を生きた二人の女性
まとめ
著者等紹介
ロストウォロフスキ・デ・ディエス・カンセコ,マリア[ロストウォロフスキデディエスカンセコ,マリア][Rostworowski de Diez Canseco,Mar´ia]
1915年リマ市に生まれる。幼いころに家族とともにヨーロッパへ渡り、ポーランド、フランス、イギリスやベルギーなどで教育を受けたあと、二十歳ごろペルーへ帰国。その後、リマにあるアメリカ大陸最古の大学サン・マルコス大学の歴史学者ラウル・ポッラス・バレネチェアの親炙に浴し、伝統的な欧米型ペルー史像から脱却した新しい「ペルー史」の構築に力を注ぐ。ペルー問題研究所Instituto de Estudios Peruanos(IEP)の創設に参加し、ペルーを代表する文化人として数多の要職を歴任するかたわら、つぎつぎと貴重な研究成果を発表している
染田秀藤[ソメダヒデフジ]
大阪大学大学院人間科学研究科(地域研究講座)教授。専攻:ラテンアメリカ史(植民地時代)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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