内容説明
少年犯罪をめぐるマスコミ論調や世論における思い込み。これをみごとなデータ解読法と明快な分析によって撃ち、併せて引きこもりや不登校の背景に潜む問題をも喝破する。―ロングセラー『非行の社会学』の全面改訂新装版。
目次
1 非行のリアリティ(犯罪データの解読;非行のレッテル・秀才のレッテル ほか)
2 非行の理論―フーコー、レイン、ゴフマン(非行とは何か;逸脱行動としての非行 ほか)
3 非行・犯罪をめぐるオンリー・イエスタディ(非行「仲間集団」論;時評(エッセー) ほか)
終章 戸惑う男たち―「普通」の男子の生きづらさ
著者等紹介
大村英昭[オオムラエイショウ]
1942年大阪市に生まれる。1965年京都大学文学部哲学科卒業。1970年同大学院文学研究科博士課程修了(社会学専攻)。現在、関西学院大学教授、大阪大学名誉教授
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