内容説明
「戦後」という名の時代、日本の再生・復興へと向けて、さまざまなイベントが仕掛けられていく。その中心となっていたのはメディアだった。
目次
日本共産党=『アカハタ』の子供獲得イベント
戦後甲子園野球大会の「復活」
創刊期のスポーツ紙と野球イベント―女子プロ野球と映画人野球
降伏記念日から終戦記念日へ―記憶のメディア・イベント
民放設立期におけるNHKのイベント
戦後美術展における「日本美術展覧会(日展)」の位置
観光振興とメディア―毎日新聞社による観光地百選イベント
朝日新聞社の「アメリカ博覧会」
復興期の子供向けメディア・イベント―象の「ガジャ子」と「インディラ」の贈呈競争をめぐって
朝日新聞(大阪)の戦後児童文化事業―巡回講演(耳の新聞)班の活動
戦後の合唱コンクールとメディア
原子力平和利用博覧会と新聞社
メディア・イベントとしての「御成婚」
広告賞の政治学
著者等紹介
津金沢聡広[ツガネサワトシヒロ]
1932年に生まれる。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科修士課程中退。現在、桃山学院大学社会学部教授、関西学院大学名誉教授
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