内容説明
広大な国土と豊かな資源に恵まれた「21世紀の大国」ブラジル。そこで世界最大の日系社会を築きながら、日本人のブラジル理解はなぜ一面的なのか。ブラジルの社会や民族、芸術、文化等に関心をもつ人々に新たな“ブラジル学”の視圏を提供する。
目次
第1部 文化・文学編(ブラジルという国のかたち―500年の歴史から現在と未来を読む;ブラジル北東部の文化および文学地図―文明史と風土的特性から見た社会;ブラジルの近代主義運動と学問・芸術―「近代芸術週間」の意義;ブラジル浪漫主義の思想と主題―社会風景の中の黒人像をめぐって;民族混融の歴史から見たブラジルの食文化)
第2部 歴史・社会編(ブラジル学の開拓者たち―外国人のみたブラジル的世界;社会史の窓からみたブラジルの教育―今日の教育問題の理解に向けて;ブラジル先住民族問題の諸相―「インディアニズモ」と「インディジェニズモ」のはざまで;ナショナル・アイデンティティー構築の歴史とその構想者たち)
著者等紹介
田所清克[タドコロキヨカツ]
1948年熊本県に生まれる。1973年京都外国語大学外国語学部卒業。1975年ブラジル国立フルミネンセ大学(リオ)大学院留学(~76年)。1977年京都外国語大学大学院文学研究科修了。1977年京都外国語大学助手(87年、同助教授)。現在、京都外国語大学教授、ブラジル民族文化センター主幹
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