内容説明
都市化による変貌の中で残された用水路の保全をめぐる行政と市民のとりくみ。
目次
1 用水のあるまち
2 水の郷へ向けたまちの構想と計画
3 水の郷のまちづくりにおける市民活動と市民参加
4 まちと農業と用水
5 「環境」としての用水路―市民意識調査から用水の価値を探る
6 これからの「まち」と「水・緑」のゆくえ
著者等紹介
西城戸誠[ニシキドマコト]
1995年、北海道大学文学部を卒業。2003年、北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(行動科学)。北海道大学大学院文学研究科助手、京都教育大学教育学部講師、助教授を経て、法政大学人間環境学部准教授、法政大学エコ地域デザイン研究所兼担研究員。専攻・関心は社会運動論、環境社会学、地域社会学。著書『抗いの条件―社会運動の文化的アプローチ』(人文書院、2008年。第3回地域社会学会「奨励賞」受賞)など
黒田暁[クロダサトル]
2001年、上智大学文学部を卒業。2009年、北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(社会学)。北海道大学大学院文学研究科専門研究員を経て、法政大学サステイナビリティ研究教育機構リサーチ・アドミニストレータ(研究員)、法政大学エコ地域デザイン研究所兼担研究員。専攻・関心は環境社会学、自然環境をめぐる合意形成論、地域資源論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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So Honda
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再読。日野の水路を総合的に俯瞰できる良著ではあるのだが、あとがきにもあるが、複数著者の原稿をむりくり通しの章立てにしているためか、内容の重複や用語使い、視点の武妙な差異違いが散見されるのが惜しい。2025/02/02
So Honda
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全国に先駆けて都市部の用水の水環境保全を行ってきた日野市の試みに対して陣内秀信先生率いる法政大学エコ地域デザイン研究所が数年かけて取り組んできたいくつかの成果の1つ。こちらでは行政や市民の水環境への取り組みの経緯などを詳しく論じる。2018/11/29