彷徨えるナショナリズム―オリエンタリズム/ジャパン/グローバリゼーション

彷徨えるナショナリズム―オリエンタリズム/ジャパン/グローバリゼーション

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784790708933
  • NDC分類 311.3
  • Cコード C0036

内容説明

今日の日本に空気のように充満するナショナリズムの兆し。そこに潜む無自覚な暴力や抑圧への違和感を手がかりに、それらを意識化/言語化し批判的に検討することを試みる。

目次

プロローグ 「ナショナルなもの」への違和感
第1章 「ナショナルなもの」の台頭―九〇年代の気分
第2章 戦後における「ナショナルなもの」―ディレンマの屈光
第3章 「日本」にとっての二つの「他者」―脱亜入欧イデオロギーの呪縛
第4章 テクノ・オリエンタリズムと「ナショナルなもの」―同一化すべき「他者」からの眼差し
第5章 アジア・オリエンタリズムと「ナショナルなもの」―差異化すべき「他者」への眼差し
第6章 「日本らしさ」をめぐるポリティクス―キッチュなノスタルジー
エピローグ 「ナショナルなもの」のゆくえ

著者等紹介

阿部潔[アベキヨシ]
1964年名古屋に生まれる。1987年関西学院大学社会学部卒業。1992年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、東京大学社会情報研究所助手。1995年関西大学総合情報学部専任講師。1997年関西大学総合情報学部助教授を経て、現在、関西学院大学社会学部助教授、博士(社会学)。1998年4月から一年間、British Council Fellowshipを得てロンドン大学ゴールドスミス校に客員研究員として滞在。専攻は社会学、メディア/コミュニケーション論
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taming_sfc

1
2001年の本なので、現在の政治状況に置き換えつつ理解したが、今なお十分な知的貢献をみせる。とくに、「ナショナリズム」と「ナショナルなもの」の関係、さらには「ナショナルなもの」が無自覚に持つ暴力性についての記述は、今日のナショナリズムをともなうポピュリズムの議論に投射すべき議論であると思う。2019/04/10

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