内容説明
ブラジルサッカーの強さの秘密。世界最大のスポーツ・スペクタクル・イベント、ワールドカップ(W杯)を4度制覇したブラジル。その強さは何に由来するのだろうか。この疑問に社会学という視点から応えようとした貴重な一冊。
目次
第1章 スポーツの逆説―闘争による統合
第2章 サッカー―最高の国際スポーツ
第3章 ブラジルにおけるスポーツと社会統合
第4章 大都市におけるスポーツ―リオデジャネイロ
第5章 ファンの生活におけるスポーツ
第6章 共有される文化シンボル―英雄、悪役、イデオロギー
第7章 結びに―スポーツの重要性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
samandabadra
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ブラジルの国家を統合したのはサッカーである と断言している。 ベネディクトアンダーソンは少し論を書き加えないといけないかな(笑) サッカーと社会のさまざまな側面の関係に関する考察をしたもの ひじょうに面白かった。 2009/11/24
ありー
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ブラジルにおけるサッカーを政治やファンなどあらゆる観点から分析しています。地域密着を掲げるJリーグとの根本からの違いを痛感させられました。2014/06/25
mimi.0407
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代表や選手の栄光を語るものが多い中、ブラジルサッカーを社会学的に分析した唯一の日本語の本。ファン、クラブチーム、国家アイデンティティetc...多角的な観点で述べられており、スポーツ社会学を学ぶ方にも役立つ一冊だと思います。2011/01/24