内容説明
現代哲学にとってクワインとは何であったか。現代アメリカ哲学の基礎を築いたクワインの思想の本質とは何か。またそれはデイヴィドソンとローティによってどのように継承されたか。
目次
第1部 クワインに聞く(インタビュー ある経験論的自然主義者の軌跡)
第2部 クワイン哲学の諸問題(若き日のクワイン―カルナップとの出会い;ノイラートの舟〈規約主義と全体論;存在論と背景言語〉;根本的翻訳と根本的解釈―解釈学のもう一つの系譜;近位説と遠位説との間―クワインの刺激概念再考)
第3部 クワイン派の思想(反相対主義の一つのかたち―デイヴィドソンの解釈説が示唆するもの;基礎づけか連帯か―アーペルに対するローティ擁護の試み;直観・語彙・自己形成―ローティの「希望の哲学」)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かわ
4
クワインと現代アメリカ哲学(デイヴィドソン、ローティ)の解説書。『哲学の最前線 ハーバードから愛を込めて』(対話形式)と合わせて読むと良いかも。 前半はクワインの刺激概念とデイヴィドソンの「根源的解釈」。 後半はローティの相対主義。後半では、プラトンから現代までを貫く主題である「可謬性」「自己変革」「真理」の関係に踏み込んでいるので哲学に興味のある人なら読んで損はないと思う。これは現代プラグマティズムを二分する主題でもあるから、ミサック『プラグマティズムの歩き方』と読み比べると面白い。2025/06/25
kilioi
1
21世紀に通じている「現代アメリカ哲学」だと思います。




