目次
1(えにしありて―芥川龍之介と谷崎潤一郎;「渋江抽斎」から「春琴抄」へ―森鴎外と谷崎潤一郎;この世にし遣り処はあらぬ―大貫晶川・岡本かの子と谷崎潤一郎;この三つのもの―佐藤春夫と谷崎潤一郎;正一位豊成稲荷と木津亀之助―根津清太郎および谷崎潤一郎と関連させつつ)
2(餅に噛みついた猫、あるいは剰余としての「吾輩は猫である」―夏目漱石;寅彦随筆とフラクタル―寺田寅彦1;自然科学の法則と人文科学の法則―寺田寅彦2;震災と津波―寺田寅彦3;放射能と化け物―寺田寅彦4)
3(伝通院の狐―永井荷風;追憶文学の季節―北原白秋;“粉飾”された歴史―「金将軍」と安重根―芥川龍之介;“雲”のゆくえ―金子光晴;「槌ツア」と「九郎治ツアン」との喧嘩―井伏鱒二1;石を組む―井伏鱒二2;ポルノグラフィとしての「雪国」―川端康成;津軽のオズカス―太宰治;無名の南画家―加藤和雄)
著者等紹介
千葉俊二[チバシュンジ]
1947年(昭和22)、宮城県に生まれ、のち横浜に育つ。早稲田大学第一文学部人文専攻卒業。同大学院文学研究科日本文学専修博士課程退学。山梨英和短期大学助教授を経て、早稲田大学教育・総合科学学術院教授(日本近代文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 懐徳堂事典