目次
第1章 刀法の基本(刀の握り方;手の内と刀の道筋;抜き付け;切り下ろし;血振るい;納刀;片手刀法;突き)
第2章 居合を深めるために(理合;「身のかかり」―姿勢、目付け、呼吸;体の運用;稽古の態度;用具と着装)
第3章 無双直伝英信流の業(歴史と人物;業と個性;業詳解(正座の部;立膝の部;奥居合居業の部;奥居合立業の部;番外の部))
第4章 森繁樹が語った大江正路の居合
著者等紹介
岩田憲一[イワタノリカズ]
大正2年9月16日、香川県三豊郡に生まれる。旧制三豊中学時代に剣道を始め、藤村米次に大森流の居合も学ぶ。母校の剣道教師の助手を務めたのち、昭和8年に入隊、憲兵として終戦まで満州(中国東北部)にいた。シベリア抑留を経て昭和24年に帰国、地元の(株)上森農機に勤務したのち政治家大平正芳の秘書となる。その間昭和32年に高知の無双直伝英信流・山本宅治に入門し、十九代福井春政や森繁樹、田岡伝ら高知の居合人にも学ぶ。全日本剣道連盟居合道範士八段、剣道教士七段
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感想・レビュー
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makio37
12
室町末期から戦国時代にかけての剣客林崎甚助重信が編み出した居合を、七代目となる長谷川主税助英信が発展させ土佐英信流と呼ばれる。その後、下村派と谷村派に分かれ、谷村派十七代の大江正路が土佐英信流の業を整理し確立したのが、私が学ぶ無双直伝英信流である。今回、中伝とも呼ばれる「立膝の部」を学ぶために再読した。一本目の「横雲」に始まる、「虎一足」「稲妻」「浮雲」「颪(おろし)」「岩波」「鱗返」「浪返」「滝落」「真向」の十本。浮雲・岩波・滝落あたりはまだ順番さえ覚束ないが、新しい動きを覚えるのは楽しい。2024/11/10
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