内容説明
「漢とはいったい何だろうか」「なぜ一王朝名である漢が、文字や民族を表す呼称に用いられるようになったのか」という疑問を端緒として、漢から唐において、漢王朝がどのように規範化されていったのかをひもとく。
目次
第1章 集団から帝国へ―前漢
第2章 懐旧と称揚の狭間―後漢
第3章 「漢」を継ぐもの―三国西晋における「漢」
第4章 「漢」との距離感―五胡十六国
第5章 漢から周へ―東晋南朝
第6章 儀表としての漢―北魏の領域と漢の領域
第7章 漢王朝へのまなざし―唐王朝における先行王朝と故事
著者等紹介
岡田和一郎[オカダヤスイチロウ]
京都府立大学共同研究員
永田拓治[ナガタタクジ]
阪南大学国際コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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