内容説明
本書では、実践的なパワーMOS FETの活用ノウハウを、実験と実用回路の試作によって余すところなく紹介する。
目次
パワーMOS FETのあらまし
活用の決め手はゲート特性を理解すること
パワーMOSドライブ回路設計の基礎
パワーMOSの絶縁ゲート・ドライブ技術
パワーMOSの安全対策…過電圧/過電流保護回路
Pチャンネル・パワーMOSの応用技術
電子式ステップ・ダウン・トランスの設計
12V・2.5Aスイッチング電源の設計
力率補正付き0~100V・2A電源の設計
PWM方式D級アンプの設計
38kHz‐100W超音波発振機の設計
高周波誘導加熱装置の設計
著者等紹介
稲葉保[イナバタモツ]
1948年千葉県に生まれる。1968年国立仙台電波高等学校専攻科卒業。第1級無線通信士資格取得。1971年原電子測器(株)入社。1974年同社退社。1976年(株)日本サーキット・デザイン設立、現在同社代表取締役
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感想・レビュー
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vinlandmbit
50
古本屋で購入。刊行古いですが読みたいテーマに今なっており買おうかなと考えていた所、ちょうど最寄り古本屋にあったので迷わず購入。電源系などでパワーMOSを用いるケースにおいて有用な記載が多く勉強となりました。2020/09/10
hashi
1
パワーMOSを用いたスイッチング回路について学べる。パワーMOSはゲート容量が大きいとか、過電圧対策、過電流対策、SOA(Safety Operation Area)を意識して回路設計する必要がある。スイッチング電源回路、オーディオ用のPWM回路などの具体例と実際の動作波形が載っていてわかりやすい。反面、いろいろな例が載っているため、個々の回路については若干内容が薄い印象あり。2013/08/08
Tomotaka Hosotani
0
とりあえずFETのキーポイントであるゲート特性について理解するにはオススメ。っと言っても、そもそも高速スイッチングすること前提だからその辺のことは必須か。他にも、ハーフブリッジでのデッドタイム、ブートストラップなどなど、割と重要なのに中々探しても出てこなかったことがたくさん書いてます。2012/07/13