内容説明
五年ぶりに再会した楚晩寧と墨燃。楚晩寧は、よりたくましく精悍に成長し、自分に尽くすようになった墨燃の変化に戸惑いを禁じえない。一方、墨燃もこの間、死生之巓の外で修行を重ねたことで、楚晩寧のみならず師昧や薛蒙との関係性に変化を迎えていた。そんな中、楚晩寧と墨燃は、薛正雍の采配で死生之巓に届いた依頼を引き受け、稲刈りの時期が到来した玉涼村の農作業を手伝うことに。農作業の経験などあるはずもない楚晩寧だが、面子が潰れるのも我慢ならず、四苦八苦して―。世界的大ヒットファンタジーBL。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁ
10
ひとつの謎が明らかになると新たな謎が出てきて結局わからないので続きが気になります。個人的には儒風門の幼なじみコンビなふたりが気になります。と同時に、師弟は気がつくとお互いに妄想を繰り広げて思春期の青少年なの?と言わんばかりにニアミスしてるのには笑う。あの村でのことは何を見せられたのとなります。あと体格差が実に良いところにきました。後ろから抱き抱えるのが似合う。2025/02/23
ekoeko
1
自分が本当に愛していたのは楚晩寧だったことに気付く墨燃は師尊に尽くして大切にしようと決心する。 楚晩寧は自分に尽くす墨燃に戸惑う。 お互いが相手に妄想?するようになる。 格言になりそうな師尊のお言葉、「機嫌が悪い自分でいることに上機嫌なのだ」が気に入っている。 2025/05/31
niho
1
あっという間に4巻まで読んでしまった。次は4月?楽しみ過ぎる。単純にストーリーもめっちゃ面白いんだけど、ハッとさせられることも多い。善と悪は紙一重。本質は目に見えないことが多い。今まで生きてきて思い込みや勘違いで沢山の機会を逃したり気持ちのすれ違いを経験してきたけど、自分のこの考えは正しいのか、真実なのか判断する前に立ち止まって向き合ってみようと思える。それにしてもうっかり間違っても暴虐の限りを尽くす能力もパワーも無くて良かった。2025/03/11