感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コンチャン
11
文庫なのに結構なお値段なのでどういうことかと思えば、かなり凝った作りになっていました。読みにくいような気もするけども…内容は連作短編の形式になっていて、どれもが簡単に読めるので普段小説読まない人でも大丈夫かもしれません。2020/10/25
ロクシェ
9
推しの声優・夏川椎菜さんによる短編小説集。無〇良品の文具コーナーに置いてそうな装丁で、文庫というより歌詞カードに近い。読み進めるほど「これは誰の物語なのか?」が徐々に明らかになる過程と、「これは声優以外の道を選んだ世界線のナンちゃんなのでは?」が交錯しつつ、声優ならではの本人の朗読で脳内再生される読み心地は、ほかの小説ではまず味わえない感覚だろう。私が「ヒヨコ群(ファンの総称)」なって約3年半。彼女の多岐にわたる活動に「小説家」の顔が加わり、マルチ・ポテンシャライト声優としてより一層尊敬の念が強くなった。2025/07/21
江藤 はるは
7
物語が本から抜け出してきた。2020/09/13
Rick‘s cafe
6
声優の夏川椎菜を好きになって以降、ブロガーの夏川椎菜の文章に笑い、ほっこりし、作詞家の夏川椎菜の作り出す世界に感化され、そして作家の夏川椎菜の紡ぎ出す物語に魅せられた。どこまでもこの人の扱う言葉が好きなのだと思わされる。殻を破るとはよく言ったものだが、その後に残されたぬけがらには価値がないなんてことはない。「夢」を追う中で、鬱屈し、悩み、苦しんだ跡は、ノスタルジアと共にほろ苦くはあるけれども、きっと誰かを魅了し、時として誰かの背中を押すことだってあり得るのではないだろうか。2020/09/03
ひのきお
3
主人公を見る周りのひとの目線で描かれた暖かな短編集。 電子書籍版で読了。 なんとも読みやすく頭に入ってくる文章でした。 これほんとに声優さんが書いたの…?天才か? 言葉の重みを知ってるからこそかけたのでしょうか? ほっこり、頂きました!2024/01/11