内容説明
ジェダイ・ナイトに昇格するチャンスさえ与えられないことに、アナキンはいらだちを募らせていた。そんな彼にとって、プリシトリンでの任務は試金石となるかもしれない。だが、孤立した惑星で援軍を待っていたのは、ハルシオンを目の敵にしているキャプテン・スレイク率いるはぐれ者の軍団。共同戦線をはることもできず、衝突寸前の険悪な空気が漂うなか、ただちに抵抗をやめ撤退しなければ、1時間ごとに人質を殺すという敵の声明が届いた。
著者等紹介
シャーマン,デイヴィッド[シャーマン,デイヴィッド][Sherman,David]
ヴェトナムの海兵隊員を主人公にした軍事科学フィクション・シリーズ『Starfist』をダン・クラッグと共に執筆。彼自身も陸海空軍の協同作戦プラトゥーンにおいて米国海兵隊の歩兵としてヴェトナムで戦った経験を持つ
クラッグ,ダン[クラッグ,ダン][Cragg,Dan]
元米国陸軍の上級曹長。米国国防省の分析家としても活躍している
富永和子[トミナガカズコ]
東京生まれ。独協大学外国語学部英語学科卒業
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Musa(ムサ)
8
クローン軍の指揮官として部下達の命を預かる立場になったアナキンが、激戦の中で部下たちの死を目の当たりにし成長していく一作。2022/08/19
星落秋風五丈原
7
エピソード3にも登場して、アナキンを説得してくれれば良かったものを。全体的には宇宙戦争というより著者がベトナム戦役経験者なのが影響してるのか、普通の戦争ものみたい。SWものらしく、ライトセーバーひらめかすナイト同士の戦いの場面が欲しい。パドメに書いていた手紙を読んで、アナキンが涙ぐんでしまうのだ。「ナ、ナルシストなのか、君は?」いくら何でも感情移入はし辛く、思いっきり引いてしまった。とてもこの半年後にダース・ベイダーになる人と同一人物とは思えないのだ。22歳の若者ならばこの反応は普通なんだろうか?2006/11/19
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
7
**映画新エピソード3の半年前**銀河共和国にとって軍事的な重要拠点が占拠された!急遽派遣されたジェダイマスター・ハルシオン。彼はなんと、補佐にアナキンを指名する。はたして、歴戦の古参兵たちが若いアナキンに従うだろうか…!?(紹介文・他より)――これは秀逸!個人的に本書は、上位1・2位を争うほど優れたスター・ウォーズ小説だと思っております。 ⇒続き2014/04/03
philiplip
1
今まで読んだSWもので一番面白かったかも。戦闘に説得力がある。2008/12/01
やいとや
0
命ある者たちを指揮し、死地へと向かわせる事への苦悩を味わうアナキン。戦士としての成長に今作の経験は間違いなく影響を与えるだろうが、その道はまっすぐにダース・ヴェイダーという暗黒卿へと続いている辺りが皮肉で面白い。血と硝煙の臭いが漂ってくるような戦争描写が秀逸。 2020/03/31