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内容説明
これまであらゆる詐欺を仕掛け、あらゆる人たちをだましてきたすご腕詐欺師の二人組、ロイとフランキー。堅実かつ慎重、ひどい神経症と鬱の持病を持つロイと、豪放かつ大胆、多大な借金と女友達を持つフランキーは対照的なコンビだが、なんとかうまくやってきた。だがある日、ロイの元に思いもかけぬものが飛びこんでくる。14歳の女の子アンジェラ―一度も会ったことのないロイの娘だ。とまどいながらも、かわいい小悪魔アンジェラに翻弄されていくロイ。詐欺師人生もそろそろ潮時とばかり、フランキーと最後の大仕事に挑むのだが…。リドリー・スコット監督が一読惚れこんだ、あざやかなコン・ゲーム小説。
著者等紹介
ガルシア,エリック[ガルシア,エリック][Garcia,Eric]
1973年マイアミ生まれ。コーネル大学と南カリフォルニア大学で小説創作と映画学を専攻後、1999年に恐竜探偵ヴィンセント・ルビオを主人公とした『さらば、愛しき鉤爪』(ヴィレッジブックス)で小説家としてデビューした
土屋晃[ツチヤアキラ]
1959年、東京生まれ。慶応大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
平吉 蔵太郎
3
メモ 主人公は名うての詐欺師で、情緒不安定で、娘のことを愛しています。絨毯の染みが何より気にかかって、鍵を閉めたか不安になるので家から出られなくなる。そんな男が娘のために再出発しようとするお話です。詐欺ってポーカーで死ぬまでレイズし続けるようなものだと思いました2013/06/04
うたまる
1
「ただし、おれにわかることがひとつある。それが騙し。ペテン。詐欺だ。あんたの国でなんて呼ぶのか知らないが、ここではこれをあんたたちが山羊を飼うまえからやってる」……まさに数千年に亘って繰り返してきた白人達の日常であり文化であり歴史。だからこそ、真面目に働くことを小馬鹿にし詐欺的手法で大金を得る、という小説や映画が毎年流行するのだろう。さて、オチはある程度は予想していたが、「そこまでか!」という驚きあり。また、脳内で主人公ロイがニコラス・ケイジになってしまうので、イメージ化もしやすかった。2012/12/16
ルウ
0
★2短文の連続だがサクサク読めない。が、結末は映画より好き(作者謝辞の最後の一文がシャレていて一番好きだが)2014/11/02
kana
0
映画よりも物悲しさが残る結末だった。2009/04/04
慧
0
★★2003/11/04
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