失われた恐竜をもとめて―最大の肉食恐竜をめぐる100年の発掘プロジェクト

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784789720984
  • NDC分類 457.87
  • Cコード C0097

内容説明

一九一一年、エジプト。不毛の砂漠に一人のドイツ人古生物学者が挑んだ。孤高の天才エルンスト・ストローマーだ。情熱と努力の末、彼はついに世界でも稀な巨大肉食恐竜スピノサウルスを発見する。だが、ミュンヘンの博物館に運ばれた化石は、第二次大戦の空襲によって瓦礫と化してしまう。ストローマー自身もまた、ナチスの圧力と闘いながら、認められることなくこの世を去った―。九〇年の時を経た二〇〇〇年、異色のアメリカ発掘チームが同じサイトに降り立った。なんとしても、ストローマーの残した謎を解き、スピノサウルスを再発見してみせる!しかし、エジプト特有の砂嵐、激しい化石の風化、そして原因不明の風土病が彼らを苦しめる。はたしてチームは新発見にたどりつけるのか?恐竜発掘プロジェクトに賭けた人々の熱い想いを描くヒューマン・ドキュメント。

目次

プロローグ 死と再生
第1章 爆撃された恐竜
第2章 スーツを着た探検家
第3章 九十年の空白を取り戻せ
第4章 砂漠の苦闘
第5章 バフレイヤへの遠い道
第6章 二つの大戦に阻まれたプロジェクト
第7章 風化との闘い
第8章 丘に隠されたストーリー
第9章 ストローマーの残した謎
第10章 「海の森」のミステリー
エピローグ 波打ち際の巨人

著者等紹介

ナスダーフト,ウィリアム[ナスダーフト,ウィリアム][Nothdurft,William]
ライター。サイエンス・ノンフィクションや冒険ものなどを得意とする。代表作にマロリーの遭難事件を扱った“Ghosts of Everest”などがある

スミス,ジョシュ[スミス,ジョシュ][Smith,Josh]
古生物学者。ドキュメント『失われた恐竜をもとめて』の発掘チームのリーダー。6年間、軍役を務めながらマサチューセッツ大学で学び、のち、ペンシルベニア大学で博士号を得る。現在はワシントン大学で助教授を務める

奥沢駿[オクサワシュン]
翻訳家。1947年東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。化学メーカー勤務を経て翻訳に従事

真鍋真[マナベマコト]
国立科学博物館
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

r_ngsw

1
やっぱロマンだなぁ。生きた恐竜、見てみたいよね。誰しも。それがホントに叶うならジュラシックパークみたいな事故があっても全然オッケーでしょ。科学者スゲー、と思いつつ、子どもの頃に好きだった恐竜たちとは大きく研究がアップデートされてるのに驚くと同時に、やはり本物に触れられないという、どうしようもないやるせなさを感じますね。2015/09/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/173604
  • ご注意事項

最近チェックした商品