バーバリー・レーン28番地―メリー・アン・シングルトンの物語〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 455p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784789716468
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

みんな「家族」を求めてる。25歳になってやっと見つけた自由、仕事、恋―。悩みながらも笑っていられたのはバーバリー・レーン28番地の人たちがとても優しかったから。

著者等紹介

モーピン,アーミステッド[Maupin,Armistead]
ノースカロライナ州の厳格な弁護士の家に生まれる。テレビ局のレポーター時代にベトナムを視察。傷病兵のための住宅建設などの仕事に従事し、時のニクソン大統領からフリーダム・リーダーシップ賞を授与される。1971年にサンフランシスコに移住し、サンフランシスコ・クロニクル紙に掲載した『バーバリー・レーン28番地』のもとになる連載小説が評判をよびベストセラー作家となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

286
本書はシリーズ全6巻の第1巻にあたるらしい。この巻では、クリーヴランドからサンフランシスコにやってきたメリー・アンが一応の主人公ではあるものの、むしろ彼女を案内人として、フリスコの街そのもの、あるいはそこに住む多彩な住人たちを描き出したものである。もっとも、登場人物たちは概ねハイソサエティ寄りであるが。一昔前のフリスコなのだが、私にはかえって懐かしくさえあるくらい。フリスコといえば、ゲイのメッカともいうべき街。本書にも当然のように取り上げられているし、コカインをはじめとしたドラッグとともに日常的である。2018/06/04

ケイ

118
さらっと書かれているけれどかなりディープ。サンフランシスコのこの街に住む人たちは、とてもポップ~軽やかに人生を送っているように思える。おしゃれな生活、ジョークもいけてる、NYのようなストレスはなく…、なんて嘘。ゲイにレズにヘテロに入り乱れ、さらにかる~くドラッグもあり、不倫なんて、さくっとSMなんて…、って嘘。みんなこっそり病んでいる。それもかなり。けれど深刻さが漂わないのは、やはりこの街だからかもしれない。マドリガル夫人のようなタイプは個人的に一番嫌いなタイプ。ディディが愚かで好感をもたずにいられない。2016/02/08

まふ

95
6巻シリーズ「メリー・アン・シングルトンの物語」の第1巻。主人公メリー・アンがクリーヴランドからサンフランシスコに出てキャリアを積み上げ成長してゆく物語。1978年のころの話なので、ドラッグ、同性愛、人種差別などのテーマがてんこ盛り。下宿先のメンバーたちのホモ、ゲイなどの人間関係が濃厚にこねくり回されたり、大麻を自宅で栽培しているクセモノの女将が、自ら色ごとの主役になったり、など、タッチは軽いが中身はかなりデタラメな人間関係が出てきて、もう満腹感!このあと続きの5巻を読む気には到底ならない。G1000。2023/11/22

NAO

69
田舎者のメリー・アンが、サンフランシスコにやって来て、都会の洗礼を受けながら新しい生活を切り開いていく。この物語は、メリー・アンの自立と成長を描くと同時に、サンフランシスコが主人公の話でもある。そこにはサンフランシスコという街の特殊性、ベトナム戦争後という時代性が反映され、社会の暗部も取り上げられている。とはいえ、都会に出て来た田舎者メリー・アンの戸惑い、ゲイであることをカミングアウトできない若者の苦悩、キャリアウーマンの女性蔑視への怒り、間近に迫った死への恐怖など、現代でも共感できることも多い。2021/04/30

Э0!P!

1
ドラッグ、性志向、政治運動、人種2022/09/17

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