内容説明
ロングアイランドの風光明媚な小都市で大量発生した謎の微生物は、住民たちを一夜にして無惨な白骨に変えた。しかしそれは、ついに牙を剥いた自然界と人類との、血みどろの闘いの予兆に過ぎなかった。やがてアメリカ西海岸、インドなど世界各地で同時発生し、地球の生態系を狂わせていく正体不明のウイルスやバクテリア。原因究明に追われる古生物学者シンクレアらの尽力も虚しく、未曾有の食糧危機に見舞われた人類社会は、破滅への坂を転げ落ちていく。人類に残された途はただひとつ“埃(ダスト)”の謎を解明することだった…。あまたのバイオ・サスペンスを凌駕する戦慄の黙示録!科学者が描く人類が支配した世界の終焉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッシャ
7
長編でした。自然の摂理のように全てが繋がっている、昆虫でも植物での動物でも微生物でも。大変興味深い話しでした。星3つ⭐️⭐️⭐️2017/05/03
シロくますけ
1
長げーよ!が、リーダビリティは高い。斜め読みしても大丈夫なぐらい。しかし、それも半分まで。美味しい料理でも、味が変わらなければ飽きる。半分で挫折。2024/07/01
Noboru Sugiyama
1
ダニがロングアイランドで大量発生してパニックになっているあたりはワクワクして読んでいたが、話がどんどん逸れていって、なんか僕が読みたかった作品ではなくなってしまった(^^;;エンターテインメントを求めると痛い目を見ます。 ただ、この小説の舞台ではとんでもない事が起きているのだが、リアリティを感じるのは科学的な根拠を持っているからなのだろう。化学的蘊蓄はとても楽しく読めた。2018/05/30
稽子
1
★★★★
いると
1
近未来を描く SFでありパニック物なのだが、現役の科学者だけあり裏付けが唸るしか無い。言いたいことは全部此処に書かれているのでぜひ。個人的には『深海のイール』よりも面白かった。http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0402.html