内容説明
アカデミー・フランセーズの鬼才、歴史家ドゥコーが、聖パウロの足跡を追って、ユダヤ、ギリシア、ローマの精神世界を縦横に駆けめぐるユニークな評伝。
目次
れっきとした町タルソス
隅の親石
ダマスコへの途上で
イエスを知るための十五日間
サウロがパウロになった場所
アナトリアへの挑戦
割礼のしるし
エーゲ海のかなた
コリント
エフェソでの受難と闘い
エルサレムへの道
鎖につながれた人
パウロとネロ
著者等紹介
ドゥコー,アラン[ドゥコー,アラン][Decaux,Alain]
1925年7月、北フランス、リール生まれの歴史家。1947年に最初の本『ルイ17世』を出して以来、50冊以上の著書がある。1951年、ラジオで「歴史の討論」を放送。その後テレビで「歴史の謎」、「カメラは時代を探査する」など、歴史もののルポルタージュを数多くてがけた。「リストワール」、「イストリア・マガジーヌ」などの歴史雑誌の編集にもたずさわる。1979年、アカデミー・フランセーズの会員となり、同年、レジオンドヌール勲章を受けた
奈須瑛子[ナスエイコ]
1944年、福岡生まれ。元農村伝道神学校講師。アテネ・フランセおよび日仏学院でフランス語、古典ギリシア語を学ぶ。1992‐93年、スイスのエキュメニカル研究所(ボセイ)留学。2001‐03年、イスラエルに語学留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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