内容説明
被爆60年。広島・長崎の人たちが語る無慚な死と無念の別れ、一瞬のうちに暗転した人生、今なお続く後遺症の痛み、これらすべてを超えてゆく歩み。そして、核兵器廃絶に取り組む真摯な人々。平和の礎はこうして築かれる。
目次
1 広島のこころ(この悲しみはわたしだけで;ひろしま―屍をこえて;あの「きのこ雲」の下にわたしもいた;「きのこ雲」を撮る;十字架のもとで聞こえた声―「ゆるしを…」 ほか)
2 長崎の祈り(原爆被爆者へのメッセージ;「おかあさんを助けて!」―耳朶に残る子どもの声;勝利を信じて亡くなった叔父;『鬼のごたる』―被爆者が演じる被爆体験;生死を分けたリヤカーの前と後 ほか)