内容説明
四季のトラピスト修道院を背景に、修友と共に「祈り働く」若き修道士マートンの、司祭叙階前後―心燃える弾みの時―約5年半の日記。さまざまな葛藤の中にも、喜びに満ちた信仰をもって神の示される目的地に向かう旅は、厳しく、美しく、楽しい。
目次
プロローグ ニネベへの旅
第1部 盛式誓願を立てて
第2部 大修道院長の死
第3部 副助祭、助祭として
第4部 神の祭壇へ
第5部 巨大な魚とトウゴマ
第6部 ヨナのしるし
エピローグ 夜回り
著者等紹介
マートン,トマス[Merton,Thomas]
トラピスト会司祭。霊的著作家、神秘家、詩人、作家、霊的指導者、社会批評家、東洋の諸宗教の研究者。1915年フランスで生まれ、1941年、ケンタッキー州・ゲッセマニの聖母トラピスト大修道院に入会、1949年に司祭に叙階される。1968年、バンコクで客死。「祈りと働き」の修道生活をしながら、晩年は世界のさまざまな分野の人々とつながりをもって諸問題と取り組み、彼らの精神的な支柱になった。人種差別や核兵器に反対し、平和のためにも尽力。自伝『七重の山』はアメリカ合衆国で200万部読まれ、15カ国語に翻訳された。現在も多くの霊的著作物、伝記、書簡、日記、詩集などが世界的に親しまれている。邦訳書に『七重の山』『瞑想の種子』(中央出版社)、『キリスト教と禅体験』『トマス・マートン 観想とは』『修院の祈りの風土』(エンデルレ書店)、『新しい人』『孤独の中の思索』(ヴェリタス出版社)ほか
伊東和子[イトウカズコ]
1953年東京生まれ。成蹊大学文学部英米文学科卒業。日本語教師・翻訳者
五百旗頭明子[イオキベアキコ]
1945年京都生まれ。聖心女子大学外国語学部外国文学科卒業。通訳・翻訳者。翻訳書に『保護貿易か自由貿易か』(日本経済評論社)、『素敵に更年期』(風媒社)ほか
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