内容説明
悲しみの果てに今なお光芒を放つ信仰と希望と愛。波涛を越えてヨーロッパから日本へ、人生の荒波を渡って天のふるさとへ、明治から昭和の初期にかけ、異国に葬られた人々の墓碑銘。
目次
ジョン・フランシス
石とことば
羽子板とてまり
若木
解けないきずな
お父さん
司祭
「波の声も止まれ」
折れた柱
友の心
宣教師
戦争と平和
無名の墓
倒された十字架
「終わり」とは?
花びら
風化する石
また会う日まで
永遠の光
著者等紹介
結城了悟[ユウキリョウゴ]
1922年スペインに生まれる。1939年イエズス会入会。1948年来日。1954年司祭叙階。1963年日本二十六聖人記念館館長に就任、現在に至る。1975年沖縄海洋博ヴァチカン館のプロデューサーを務める。1978年帰化する。1982年昭和少年使節団に同行
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