内容説明
“人は自ら学ぼうとしたときに育つ”子ども主体の食育を長年研究、実践してきた著者が、新しい食育のかたちを提案!「食育」の主人公はあくまで子どもたちなのに、支援する大人たちの考えが中心になってしまっていることはありませんか?子どもたちがいきいきと学ぶ場を設けさえすれば、子どもはおのずと育っていくものです。また、食育の活動には、子どもだけでなく、若者や高齢者も参加します。本書は、いずれの世代にも活用できる「学習者が主体となる場のデザインづくり」と「生産から食卓まで」の幅広い視野の実践例が満載です。いま話題のアクティブラーニングのヒントとしても、大いにご活用ください。
目次
1章 現場の声が聞こえる実践編(食育の主役はだあれ?;ハートを食事でプレゼント;献立を組み立てる力を育てる ほか)
2章 実践を深める理論編(人間・食物・食環境との関わり;「さかな丸ごと食育」を地域で展開;食事づくり行動の理論と活用 ほか)
3章 役に立つ資料編(「1枚ポートフォリオ」の活用;「さかな丸ごと探検ノート」の地域展開版;食物摂取・食行動・食環境の関係 ほか)
著者等紹介
平本福子[ヒラモトフクコ]
宮城学院女子大学食品栄養学科教授。博士(栄養学)、管理栄養士。三重県生まれ。女子栄養大学大学院修士課程修了。宮城学院女子大学助教授を経て、2007年より教授。09年より大学院で「食教育特論」を担当。専門は、調理教育・食教育。主な研究領域は、食環境との関わりを視野に入れた食教育。管理栄養士・栄養教諭養成に携わりながら、子どもを中心とした実践研究をすすめている。05年よりNPO法人食生態学実践フォーラム理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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