内容説明
多くの国で飼い猫の死因の1~3位は腎臓病です。猫の飼い主さんとしては予防したい病気ですし、腎臓病の猫の飼い主さんとしては切実な問題がたくさんあるでしょう。それならまず病気のことを知りましょう。そして猫たちのために飼い主さんができることはなにか、この本を読んで、愛猫と最期のときまで悔いなく幸せに暮らしてほしいという思いで作った一冊です。
目次
第1章 猫と腎臓病には深い縁がある(猫の腎臓病は謎だらけ;「慢性腎臓病」ってなに? ほか)
第2章 腎臓病を遠ざける暮らし(猫のストレスを見つける;水飲みのくふう ほか)
口コミ隊が行く!(好きな水の飲み方は?;ウェットフード試食会 ほか)
第3章 もしかして、腎臓病?(検査数値の意味と見方;腎臓病の治療はどう進む? ほか)
第4章 腎臓病と生きる(早期ステージで長生きする!;食事を生きる力に ほか)
巻末
著者等紹介
宮川優一[ミヤガワユウイチ]
日本獣医生命科学大学臨床獣医内科学研究室第二・講師。本学付属動物医療センターで腎臓科・循環器科を担当。平成18年日本獣医畜産大学獣医学部獣医学科卒業・獣医師免許取得。平成22年日本獣医生命科学大学大学院獣医生命科学研究科獣医学専攻博士課程修了。平成23年日本獣医生命科学大学獣医高度医療学教室・助教。イヌおよびネコの腎臓病・泌尿器疾患、体液・酸塩基平衡を中心の研究対象としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
18
★★★ 内容は専門的で知識としてはいいけど、実際はあまり参考にはならないかも。素人は日々の健康チェックと、お医者さんとのコミュニケーションを大事にしておけばいいのかな。2020/11/10
あつ子🐈⬛
10
応援している本屋「キャッツミュウブックス @CatsMeowBooks」 さんで、コンスタントに売れ続けているというような呟きを拝見し、私も購入してみました。 悲しいかな物言わぬ動物なのをいいことに、治療に関する満足な説明もないまま死なせてしまう劣悪な動物病院が存在するなかで、本書の著者の宮川センセは、優しく丁寧な解説に努めていらっしゃることが文章から伝わってきました。猫のイラストシールや、口コミ隊(猫)のフード評価などといった遊び心にも、ほっこり。 全猫飼いさんへお薦めいたします◎2020/06/24
みみりん
9
猫の腎臓病の専門医が書いています。詳しく説明されていてよくわかりました。病気の原因ははっきりしていないけれど食べ物との関連もあるようです。犬のことは書いてないが同じ哺乳類なのでだいたいのことはわかりました。猫を飼っているかたにお薦めです。2022/08/07
とまとまと
3
老猫が血液検査で腎臓が悪くなっていたので、知人に勧められて。ステージごとに適切なケアをすればいいこと、ウェット与えることなどなど。動物病院の先生は、療法食のウェットを与えろというけど、これが食べないんだよね。この本で、普通のウェットが勧められているので、安心した。2024/06/22
megumegu8
3
猫の腎臓病は飼い猫の死因の上位に入る なぜかかるのか解明されていない部分も多いが、水分補給に気を付けるのが大切なポイント2020/08/14