内容説明
現在、リンパ浮腫の完治はむずかしいですが、運動・食事・圧迫などの適切なセルフケアにより、症状を軽減し、うまくつき合っていくことができます。そのためには自分に合う方法を見つけて習慣化することがたいせつです。この本は医師・看護師・理学療法士・管理栄養士などの専門家と、サポート団体の患者さんたちが、効果あるケアを広く伝えたいと願って作りました。
目次
1 まずはここから!正しいセルフケアと早期発見のポイント
2 リンパの流れを促そう!運動と圧迫療法
3 体重管理は予防のカギ!太らない食べ方
4 日々のスキンケアと生活のくふう
5 セルフケアが習慣になる!ワークシート&ダイアリー
6 セルフケアが深まる!リンパ浮腫の基礎知識
著者等紹介
辻哲也[ツジテツヤ]
慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室教授。1990年慶應義塾大学医学部卒業、英国ロンドン大学・国立神経研究所リサーチフェロー、静岡県立静岡がんセンターリハビリテーション科部長などを経て、2020年より現職。日本がんリハビリテーション研究会理事長、日本リンパ浮腫治療学会理事、日本リンパ浮腫学会監事。リンパ浮腫の治療の質の向上を目指し、専門家の研修カリキュラム等を作成する「リンパ浮腫研修運営委員会」の委員長をつとめる。「リンパ浮腫患者スクール」では監修を務める
広瀬真奈美[ヒロセマナミ]
一般社団法人キャンサーフィットネス代表理事。45歳で乳がんの手術を受け、後遺症に悩んだ経験から、がんのリハビリテーションの必要性を実感。渡米して、がん患者の運動療法を支援するNPO「Moving For Life」で学び、認定インストラクターの資格を取得。2014年に運動を通してがん患者を支援する「キャンサーフィットネス」を立ち上げる。術後3年後にリンパ浮腫が発症した経験から、セルフケアの重要性を認識し、2020年より「リンパ浮腫患者スクール」を主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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