内容説明
COPDのおもな原因は喫煙。肺に炎症が起こると、咳や痰、息苦しさを感じるようになります。やがて食欲が落ちて栄養不足になり、やせると呼吸にかかわる筋肉が減り、ますます呼吸がしにくい状態に。この悪循環を断つには、しっかり栄養をとって筋肉を保つことが肝要です。早期発見も重要なので、かぜのような症状が長引くときはすぐに医師の診察を受けてください。
目次
第1章 慢性閉塞性肺疾患の基礎知識(肺は呼吸するためのたいせつな器官;慢性閉塞性肺疾患ってどんな病気?;患者の90%以上が喫煙歴あり ほか)
第2章 慢性閉塞性肺疾患の人の食事療法(やせてしまうのはなぜ?;体重を減らさない食事のポイント;ポイント1 高エネルギー食品をとり入れる ほか)
第3章 慢性閉塞性肺疾患の人の安心ごはん(肉のおかず;魚介のおかず;卵のおかず ほか)
著者等紹介
福永興壱[フクナガコウイチ]
医学博士。慶應義塾大学医学部呼吸器内科教授、呼吸器内科医。1994年慶應義塾大学医学部卒業、同大学内科学教室研修医、同大学院内科学・呼吸循環器専攻を修了後、東京大学大学院生化学分子細胞生物学講座研究員、慶應義塾大学内科学教室専修医、独立行政法人国立病院機構南横浜病院医員、ハーバード大学医学部ブリガムウィメンズ病院博士研究員、慶應義塾大学医学部臨床助手、埼玉社会保険病院(現埼玉メディカルセンター)内科医長、慶應義塾大学医学部呼吸器内科・助教・専任講師・准教授を経て、現職。専門分野は呼吸器内科全般。特に喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)、睡眠時無呼吸症候群を専門とする
鎌田浩史[カマタヒロフミ]
医学博士。慶應義塾大学医学部呼吸器内科助教、呼吸器内科医。2003年慶應義塾大学医学部卒業。同大学内科学教室にて研修。その後、慶應義塾大学病院呼吸器内科、東京都済生会中央病院呼吸器内科、ボストン大学医学部呼吸器センター研究員、慶應義塾大学病院予防医療センターを経て、現職。専門分野は呼吸器内科全般。特に呼吸器感染症、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を専門とする
鈴木和子[スズキカズコ]
元、慶應義塾大学病院食養管理室課長、管理栄養士。現、東京家政大学非常勤講師、管理栄養士
大木いづみ[オオキイズミ]
慶應義塾大学病院食養管理室課長、管理栄養士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。