内容説明
いかにして南アフリカは単一の国家になったのか?約1500年前の農業伝播から現代まで南アフリカに関する総合的かつ簡潔な歴史書。
目次
1章 ヨーロッパ人入植以前―一六五二年
2章 ヨーロッパ人の侵略と植民―一六五二~一八六七年
3章 南アフリカ統合の試み―一八六七年~一九一〇年
4章 二〇世紀前半の情勢
5章 アパルトヘイトと抵抗運動―一九五〇年代~一九七〇年代
6章 アパルトヘイトの代償
7章 アパルトヘイト崩壊と民主主義への移行―一九八〇~一九九四年
著者等紹介
ロス,ロバート[ロス,ロバート][Ross,Robert]
オランダのライデン大学で20年間教鞭をとりつつ、南アフリカ史に関する広範な著作活動を続けている
石鎚優[イシズチマサル]
翻訳家。東京大学フランス文学科卒。主として歴史、文学関係の翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しく
1
イギリスが思ったより穏健で何か意外な感じ。アパルトヘイトという言葉か出てくる前の段階の始まり、黒人が熟練労働者や監督官になれなくなった人種による職業制限を産み出したのは、イギリスでも現地政府でもなくデビアス社という一企業の影響というのが一番の衝撃かもしれない。悪い会社だ。2013/12/23
こずえ
0
このシリーズの世界各国史はおすすめ。 とくにアフリカはアフリカ史としてまとめられがちなので個別に知りたいときはおおいに役立つ
家守
0
アパルトヘイトがどうして起こったのか。なぜ黒人が差別されたのか。 国内外から翻弄される南アフリカの歴史がよくわかった。2014/04/09
kuni
0
改めてアパルトヘイトの酷さを認識。どこで起こったことなのか、場所の感覚がつかめないのが欠点。2013/07/11
MIRACLE
0
南アフリカ共和国の歴史をコンパクトに描いた本。トンプソンの本は分量があるので、概略をつかむには本書の方がおすすめだ。2011/12/03