内容説明
毛沢東から始まった中国で、６０年目のいままた毛沢東の再評価が…。第一線の中国研究者たちの協同作業による新たな「中国認識」の枠組み。
目次
第１部 毛沢東時代再論（毛沢東の思想と文化大革命；文革期民衆の集合行為；毛沢東時代の中国経済のパフォーマンス―国民の生活水準を焦点に；毛沢東時代のリベラリズム―「百花斉放・百家争鳴」をめぐって）
第２部 〓（とう）小平時代再論（思想解放と改革開放；改革開放の始まりと終わり―市場移行の視点から；問題としての近代から見た「毛〓（とう）」時代―ポスト文革期の文化批評領域をめぐる予備的考察）
第３部 胡錦涛の現代に復活する毛沢東（中国的抵抗権思想としての現代の毛沢東；文革の表象から脱却する中国現代アート；毛沢東時代映画に対するアレルギーの消失―「記憶」と「記録」）
第４部 世界史の中の中国（冷戦と中国の社会主義体制―歴史としての毛沢東時代；現代化建設と中国外交―華国鋒時代から〓（とう）小平時代へ）
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