不動産会社とＲＥＩＴのＭ＆Ａ―国際比較とＪ‐ＲＥＩＴ版Ｍ＆Ａルールの提言

石田 尚己【著】

住宅新報出版（2010/07発売）

• サイズ A5判／ページ数 148p／高さ 22cm
• 商品コード 9784789232746
• NDC分類 335.5
• Cコード C2030

内容説明

日本を含む主要国の不動産会社やＲＥＩＴのＭ＆Ａおよびガバナンスを、具体事例を交えて徹底比較。世界ＲＥＩＴ市場の上位５カ国（米英仏豪日）の比較に基づき、「Ｊ‐ＲＥＩＴ版買収防衛策」と実務指針の策定を提案。「ＧＬＯＢＡＬＩＺＡＴＩＯＮ」「ＣＯＲＰＯＲＡＴＩＺＡＴＩＯＮ」をキーワードに掲げ、Ｊ‐ＲＥＩＴの今後の課題にメスを入れる。

目次

第１章　わが国の不動産会社にとって望ましい買収防衛策
第２章　米国の不動産会社とＲＥＩＴのＭ＆Ａとガバナンス
第３章　英国の不動産会社とＲＥＩＴのＭ＆Ａとガバナンス
第４章　フランスの不動産会社とＲＥＩＴ（ＳＩＩＣ）のＭ＆Ａとガバナンス
第５章　豪州ＲＥＩＴ（ＬＰＴ）のＭ＆Ａとガバナンス
第６章　Ｊ‐ＲＥＩＴのＭ＆Ａとガバナンス
第７章　望ましいＪ‐ＲＥＩＴのＭ＆Ａルール

著者等紹介

石田尚己［イシダナオキ］
１９６８年生まれ。９２年神戸大学経営学部卒業後、日本経済新聞社入社。９７年ソフトバングに入社し、ＪスカイＢとパーフェクＴＶとの合併や米ＩＴ企業との合弁事業立ち上げを担当。２００２年外食ベンチャーのＣＦＯとして株式公開を実務経験後、新興市場上場会社の営業担当役員や代表取締役社長として数百人規模の従業員を統括。０７年営業利益数百億円規模の東証１部不動産会社の総務部長に就任。不動産証券化協会市場動向委員。１０年一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士課程修了（専門はＭ＆Ａ法制）。現在、ジークフリート・パートナーズ代表取締役として、関西の有力大学とのモバイルシステム開発やバイオテクノロジーの商品化を手がけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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各国のREITに関するM&A法整備状況の分析を行う若干(というかかなり)マニアックな本。主要国と比較すると、そもそも投資法人という特殊vehicleを用意していたり外部運用を義務付け(AM会社必須)など形式面で差異あり。ただ、すでにM&A自体は何度か発生している。著者が指摘するように株式会社でのREIT適用がなされると、より業界は盛り上がるかもしれない。

2018/02/25