内容説明
本書は、日常の社会経済生活の中で生ずる不動産の評価が必要となる種々のケースについて、なるべく具体的算定例を通じて理解しやすく工夫してあり、また、不動産の評価を必要とする法律実務家(弁護士、裁判官等)、不動産関係の専門家(不動産鑑定士、再開発コーディネーター、損失補償コンサルタント等)、その他不動産関係の行政に携わる方々にとって、問題解決のためのヒントとなるよう心がけたつもりです。本書は5章からなっており、第1章では、不動産の鑑定評価の意義、制度、不動産鑑定士の責任等の鑑定評価に関する基本的事項について述べ、第2章では、不動産の鑑定評価が有効な事案、必要とされる場合など、鑑定評価が法律紛争の広い場面で有用であることを述べました。また、第3章では、不動産の鑑定評価の基本となる「不動産鑑定評価基準」のうち、鑑定評価についての必要最小限度の知識について解説しました。第4章は、土地、建物およびこれらに係る権利について、それぞれ目的物の種類、権利の態様ごとに、基本的な評価方法について述べました。最後に第5章は、具体的な紛争や取引等を通じて問題となる鑑定評価の方法について述べています。
目次
第1章 総論
第2章 不動産の鑑定評価はどのような場合に必要、有効か
第3章 不動産鑑定評価基準
第4章 目的物、権利の態様別評価方法
第5章 具体的事案における鑑定評価
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