内容説明
経営学は非常に広範な研究領域と多様なアプローチを含んでいるから、これを限られた時間で余す所なく学習することは困難であり、また、少なくとも受験のための学習という観点からすれば効率的な方法とはいえない。というのは、過去の出題例をみても、出題範囲がかなり特定の分野に限定されていることが分かるからである。そこで本書では、過去の採用や昇進試験の出題傾向を踏まえて、全体を構成している。第1章では、ドイツ経営学とアメリカ経営学の主要な学説を取り上げている。第2章では、経営学の研究対象である企業と、それを経営する主体である経営者の職能に関する問題を取り上げている。第3章では、経営の組織と管理に関する問題を扱っている。第4章では、マーケティング、人事・労務管理、財務管理、生産管理などの職能別管理と、日本的経営、企業の社会的責任、経営参加、経営の国際化などに関する問題を扱っている。
目次
第1章 経営学説(学習のポイント;重要事項のまとめ;練習問題)
第2章 企業と経営者
第3章 経営の組織と管理
第4章 現代経営の課題
練習問題の正答と解説