内容説明
範囲が広い政治学の基礎をわかりやすく解説した公務員試験用入門書。具体的な例などをあげ、抽象的な理論も理解しやすくしています。文章だけでなく、図表をできるだけ入れて、内容を把握しやすくしています。各章の扉では「着眼点」として、学習の目標を簡潔に示し、章末には「練習問題」を入れ、必ず復習ができるようになっています。読みにくい用語、原語を知っていたほうがよい用語にはルビを振っていちいち調べるわずらわしさを解消してあります。
目次
第１章 政治権力と政治的リーダーシップ
第２章 イデオロギーと政治意識
第３章 デモクラシーをめぐる諸問題
第４章 議会政治と政治制度
第５章 政党と政党制
第６章 選挙制度と投票行動
第７章 圧力団体と住民運動
第８章 行政国家と官僚制
第９章 大衆民主主義の諸問題
第１０章 国家と政治体制
第１１章 日本の政治
第１２章 国際政治
第１３章 政治思想と政治理論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わらびーの
0
初学者の自分でも理解しやすい平易な文体に加え、図解も見やすくすんなりと読めた。本体の薄さ以上に内容は詰まっている印象で、一通りの政治史や政治思想史を他国と比較的に展開している。社会的性格やゲーム理論など、社会学や経済学の用語も解説付きで入っているため、そちらの学徒である自分には親しみが湧いた。気になるのは公務員試験という見出しだが、政治学の入門書としては良書ではないだろうか。2013/10/08
