内容説明
未曾有の災害、福島原発。終息の行方は見えず、政府は被害を一方的に過少に見積もり、社会全体を欺こうとたくらむ。汚染物質処分の見込みも立たず、思考停止に陥った現状をどう突破するか。本書は従来のデータを冷静に分析し、未来に向けた明快な処方箋を示す。
目次
第1章 原子力マフィアの実像(原子力マフィアの誕生;マフィアはずるがしこい ほか)
第2章 悲劇を繰り返させないために―福島事故が明らかにしたこと(悲劇を絶つには;一九七一年来のたたかい ほか)
第3章 事故から一年で明らかになった問題と脱原発への課題(格納容器の底が溶ける;急増する汚染水 ほか)
第4章 重大事故の現状と原発のない社会への道(核燃料プールと炉の現状;あふれる汚染水 ほか)
第5章 立ち遅れた市民の政治部―原発をめぐる社会党と共産党(梅原猛さんの文化人批判;共産党の以前の基本方針 ほか)
著者等紹介
原野人[ハラノビト]
1939年長野県に生まれる。東大工学部で反応装置を専攻し、8年間民間企業に勤務。1971年、「公害のわかる求人」に応じて、社会党政策審議会に入る。科学技術政策委員会事務局長として、脱原発政策の確立に尽力。党が日米安保・自衛隊・原発を容認し、社民党になることに抗して、新社会党の「小さき旗揚げ」に参加。前理論担当中執などとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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