内容説明
世界の文献を渉猟する知の料理人が再現する、帝王の宴、そして究極のメニューの数々。
目次
序章 いざ赴かん食道楽のユートピアへ
第1章 帝王の宴と聖者の食卓
第2章 作法と禁忌と食養と
第3章 やむなき境遇のもとで
第4章 極限下でつなぐ命の糧
第5章 愛飲酩酊の果てに
第6章 グルメたちの歓び
第7章 食悦もたらす陰の主役
第8章 愛好された糧食
第9章 飲みもの万華鏡
第10章 食品・調味料アラカルト
第11章 藷と野菜と果実と菓子と
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
1
『週刊時事』という雑誌に連載されたコラム。アレキサンダー大王から明治天皇まで、まさに古今東西の食に関するネタが満載。個人的に「へぇ~」と思ったものの一部・「レストラン」は元々近世フランスで「肉入りスープ」の総称として使われていた言葉・ラムネはレモネードが短くなったもの・ウスターソースは19世紀の半ば、英国ウスター州の主婦によって開発された・ピーマンは唐辛子の甘味種・日本で最も人気のあるジャガイモ「男爵イモ」は、函館ドック社長の川田龍吉男爵がアメリカから導入…etc. 読んでて楽しいけれど、多過ぎて大変…2009/11/24