出版社内容情報
絶筆となった週刊文春連載の「女の人差し指」を中心に、ドラマ、旅、食べもの等について書かれた未刊行エッセイをすべて収録。一周忌を前に追悼の意をこめて刊行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひつじ
10
図書館の司書さんが、ぼろぼろですみません…と謝りながら書庫から出してきてくれました。沢山読まれたんだろうな。硬い話かと思ったらくすっと笑えるエッセイでした。ドラマの脚本を書く筆者の愚痴が赤裸々で面白い。みんな昔からドラマをシビアな目で見てたんだなあ。以下抜粋。「夫」という大きな買い物はしてしまったのだ、でも、それっきりではつまらないから、たわしを買ったりどの洗剤にしようか迷って、憂さを晴らしているのであろう。2015/09/08
ひこうきぐも
3
古本屋で見つけ裏カバーに「表題のエッセイを週間文春に連載中、航空事故に遭遇した。この本に収録された『クラシック』が最後の作品となった」とあり思わず買いました。2011/12/09
おーね
1
このところ手に取る縁のある作家さん。不偏の視点で少し嫉妬する2012/11/11
雲國斎
0
向田さんのエッセイは大好きだった。もっと読みたかった…。2003/04/19
non
0
19-190:エッセイ。ざっくばらん、気持ちのよい自己分析とものの見方。和子さんのお店は向田さんの後押しだったのか。どこでも割りと平気りで過ごせるタイプらしい。「イメージのなかで斬られている・お前はしなかったのか・ビジュアル(視覚的)な文章・観光用」2019/07/23