出版社内容情報
高橋は陸軍省の燃料科にいた技術将校で、石油問題を担当していた。アメリカが対日石油輸出の全面許可制に踏み切った六月二十日(輸出禁止はその1ヶ月後)の次の日、高橋は上司の燃料課長(中村大佐)と陸軍大臣東条英機のもとを訪れた。このままでは、中国戦線の戦争が続行できないから、南方に出て蘭印の石油を手に入れる以外ないと資料を示して説明した.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 179頁、より)
高橋は陸軍省の燃料科にいた技術将校で、石油問題を担当していた。アメリカが対日石油輸出の全面許可制に踏み切った六月二十日(輸出禁止はその1ヶ月後)の次の日、高橋は上司の燃料課長(中村大佐)と陸軍大臣東条英機のもとを訪れた。このままでは、中国戦線の戦争が続行できないから、南方に出て蘭印の石油を手に入れる以外ないと資料を示して説明した.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 179頁、より)