出版社内容情報
「遅々として進まない」「トップが変わると元に戻る」
これからの社会を生きる子どもたちに必要な力を身に付けさせるためには、学び方を変えていかなくてはならない。
教師不足が深刻化する中、教職を魅力あるものにするためには教師の働き方を変えていかなくてはならない。
解決すべき問題は山積みにもかかわらず、学校改革が遅々として進まないのはなぜか。
学校改革が着実に進んでいる、横浜創英中学・高等学校の現役校長が、改革推進のポイントを自校で実施している具体例と併せて解説する。
学校改革を確実に進め、学校文化として定着させるためのヒントがここに!
目次
0章 「学び方を変える」ために「働き方を変える」(教師の働き方を変える意味;学び方を変える意味)
第1章 働き方を変える(教師の働き方を改善するために;教師の働き方に余白をつくるシステム;働き方が変わると職場が進化する)
第2章 学び方を変える(学びを生徒主体に移譲する;社会とつながる教科外活動を重視;未来を見据えた入試システムと進路指導;学校運営を生徒主体に移譲する)
新旧校長対談 学校改革の定着に向けて 工藤勇一×本間朋弘
第3章 学校改革を根づかせるために(学校の「働き方改革」を進める;学校の「学び方改革」を進める)
終章 学校改革への想い(子どもに1番を求めない;教師の願い;学校改革を継承していくということ―おわりに)
著者等紹介
本間朋弘[ホンマトモヒロ]
横浜創英中学・高等学校校長。早稲田大学教育学部卒業後、神奈川県の公立高校に29年間在職。最後の9年間は学力進学重点校で進学体制の構築に励むとともに、日本史の受験指導に邁進し、参考書を多数執筆。2012年に県職を退職し、学校法人堀井学園 横浜創英中学・高等学校に転身。学びを生徒の主体に移譲し、社会とつながる実学的な学びを重んじたカリキュラムを構築。学校が変われば社会も変わることを信じて、教育を本気で変える学校改革に取り組んでいる。さらに、働き方改革を「目的である学校改革を為すための手段にすぎない」と位置づけ、学校改革の前段としての組織的な働き方改革を推進。学校にとどまらず、自治体や民間の教育機関など、積極的に講演活動を行い、新しい学校像の共有に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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